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会長の時間
本日、ゲストに米山奨学生のトラン・ハ−ティ・ホンさん、米山奨学地区委員の若狭RC村宮直昭さんをお迎えしている。今月は職業奉仕月間なので職業奉仕についてお話したい。 職業奉仕という言葉はロ−タリ−の専門用語であり、辞書を引いても載っていない。考えてみると、この言葉は奇妙な言葉である。職業とは私達が生きていくために所得を獲得するための手段、利潤追求の手段であり、これは自分のためのものである。一方、職業奉仕の奉仕とは世のため人のためのことを考えること、即ち自分以外のことを考えることであり、これは他人のためのものである。この全く方向が正反対の「職業」と「奉仕」を合体させて「職業奉仕」と言っているのだから、言葉自体大変奇妙な感じを受け、解りにくいのも無理はない。 そこで、いろいろと誤解が出てくる。例えば職業奉仕とは職業を通じて社会に奉仕することであるとの理解の仕方があるが、これも誤解を招くものである。弁護士が無料法律相談をすると、これは自分の職業を通じて社会に奉仕しているのだから職業奉仕であると理解するのであるが、これは間違いで、直接、社会に奉仕しているのだから社会奉仕である。 では社会奉仕と職業奉仕とを分かつメルクマ−ルは何か。一言で言えば受益者は誰かということであり、ロ−タリアン以外の人が受益者になる場合が社会奉仕、ロ−タリアン自身が受益者になる場合を職業奉仕という。当クラブで言えば、優良従業員の表彰や高校生の就職模擬面接を職業奉仕の中で行っているが、これも職業奉仕なのか社会奉仕なのかと言えば7対3くらいで社会奉仕との理解もできる。100%職業奉仕というのはないのではないか。 要するにロ−タリ−の概念は、職業奉仕でないものは社会奉仕、社会奉仕でないものは職業奉仕というようなクリヤ−カットに割り切れないものであるが、ロ−タリ−の中で一番大事なものは職業奉仕であろうと言われている。正直、職業奉仕についてはもっと勉強しなければ、解らないところが多い。 委員会報告親睦委員会11/12(日)に計画している「名古屋港イタリア村」への家族旅行は、若干申込が少ない。1人でも多くの出席をお願いしたい。 R情報委員会RI2650地区(2005-06)新会員研修セミナ−のアンケ−ト結果が手元に入った。ロ−タリ−バッジを付けていて良かったこととして、他県の方から声をかけられた、海外でRCメンバ−に薬の入手で特別に手配していただいた、見知らぬ人に声をかけられ楽しいひと時を過ごした、得意先の方に気さくにお話いただいた、仕事相手方との信頼関係に役立ったといったことが挙げられている。ロ−タリアンとしての自覚と誇りを持っていただいたらいかがかと思う。 職業奉仕委員会来年50周年記念の年でもあるので、「私の職業奉仕」という小冊子をつくりたい。年内に印刷までもっていく予定。中身は昨今の職業倫理道徳の乱れの中で、皆さんに自分の仕事内容を振り返っていただいて自分なりの「私の職業奉仕」というものについてご寄稿いただき、また著名な方の考え方なども織り込んで、企業倫理というものを発信するものにしたい。別途事務局より連絡するので、11月初旬を目処にご協力をお願いしたい。 幹事50周年記念ロ−タリ−ソングの投票、まだの方はお願いしたい。会員満足度調査への協力をよろしく。理事の皆さんには会員活力度調査についてもよろしく。 クラブのホ−ムペ−ジをリニュ−アルした。ブログなども掲載しタイムリ−な情報を提供している。ご覧いただき、皆さんからもご投稿いただきたい。 手元にRC事務取扱いの変更を配布している、ニコニコ箱規定が変更された。 10/21のIMでボタンアンケ−トに当クラブから6名の参加要請がある。ご協力をお願いしたい。 2008-09年度のRI会長ノミニ−候補に韓国ソウル漢江RCの李東建氏が決定した。来年度、三重県・岐阜県2630地区/桑名西RCの田中稔子(幼稚園理事長)氏が日本で始めて女性のガバナ−になる。 卓話「日本で学んだこと」米山奨学生 トラン・ハ−・ティ・ホンさん
私はトラン・ハ−ティ・ホン、ベトナムから来た。現在、福井大学の情報メディア学科で勉強している。日本のコンピュ−タの最新技術や文化を勉強したいと思い、日本の文部科学省の奨学金試験を受け、2001年4月に国費留学生として日本に来た。1年間、東京の日本語学校で日本語を学び、その後3年間、富山商船高等専門学校で勉強した。去年3月、福井大学への進学を決めていたが奨学金が切れ、学費や生活費に非常に困ったので、ロ−タリ−米山奨学金を目指して勉強や社会活動も続けたところ米山奨学金の合格通知が届いた。本当に嬉しかった。 さて、今日は日本で学んだことを話したい。日本に来る前、どうして日本が戦争直後、貧しい国だったのに、今、世界で2番目の経済発展国になったのか分からなかったが、これまでの生活で理解した。 ベトナム人から見た日本人の特性は集団性だと思う。船が沈む前の話を例に挙げると、(これはジョ−クであるが)日本人の場合は、「皆、船に残るから、あなた達も残りましょう」。ベトナム人の場合は、「他の人たちが皆、船を降りてボ−トに乗りますが、どうしますか」「他の人がやることはやりたくない」。ある人の説明によると、ベトナムが戦争に勝ったのは団結したからだが、経済のうまくいかないのは足の引っ張り合いをしているからとのこと。ここが日本人とベトナム人の違うところである。ベトナムが戦争に強かったのは軍の規律や規則があったからだ。しかし、今は個人の独立性が強くなり、集団性をなくし、協調性を失ってきたのでベトナムの経済は弱くなってきた。だから私はベトナム人に日本人の集団性を学んで欲しいと思っている。 1986年に党大会で「ドイモイ政策」によって世界中の諸国と接近し、技術提供や貿易を進めてもらい、また外国から直接投資してもらって、ベトナムをもっと豊かにしようという政策が決定され実施されている。ベトナム人も海外に行く機会も多くなり、異国文化と交流したり先端技術を学んだりすることで、ベトナムを日本と欧米のように発展させたいと若い人たちが一生懸命努力している。私も日本で先端技術を習得し、日本の文化にもっと触れたいと思う。そして、帰国し日本で学んだ知識を活かして、日本のように母国を豊かにし、ベトナムと日本の差がなくなるように努力したい。 日本で買い物や旅行をしたが、販売員の方はお客さんひとりひとりに対し丁寧に対応していた。初めは事務的に思ったこともあったが、次第に心地よく受け入れられるようになった。商売的に見えるかもしれないが、私は徹底した職業意識から出てきたものだと思う。これは事業経営の成功への道ではないか。また、利益を得ることだけでなく、他人のことを大切にすることも重要だと心から感じた。 富山にいる時、文化交流やホ−ムステイ、ボランティアに参加し人との関わりについても大変勉強になった。ボランティア活動をしている日本人を見て、私は社会に対する責任を真剣に持たなければならないと思うようになった。他人への思いやり、社会への責任感があれば自分の人生が最も有意義なものになる。そこで、去年の夏休み、金沢や鯖江で文化交流やボランティア活動に参加しベトナムの文化について話したが、皆さん、ベトナムの生活習慣などについてはいっぱい聞いてくれ、とても嬉しかった。私は多くの日本の人々にベトナムの文化を伝え、ベトナムと日本の友好をもっと深めたい。そして日本や世界の文化を理解してベトナムと日本、そして世界の架け橋になりたいと思っている。私は米山奨学金をもらって大変助かったので、米山奨学生になっていることを大切にし、社会の発展そして世界のへ平和のため、自分の学業や社会活動に頑張っていきたい。将来、自分が経済力を少しでも持てれば、社会に貢献したいと思っている。それはロ−タリアンの皆様への恩返しだと思っている。心からロ−タリアンの皆様にお礼を申し上げる。奨学金を頂いてありがとうございました。 村宮米山地区委員 留学生の卓話を拝聴していただきありがとうございました。米山奨学生地区委員の村宮です。敦賀RCには米山奨学金に多大なるご協力をいただきありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。米山はロ−タリ−がやっている非常に特色のある制度で民間最大の留学制度である。今後の世界を見ると2050年からアメリカの経済が鈍化すると言われている。そうなると、今までのようなアメリカ主導型の経済でなくなる。その時、初めて日本の理解者をいかにたくさん持っているかが、これから世界の中で優位に立つ一つの方法ではないかと思う。これまでの留学生を育てていると言うこと以外にもできるだけ多くの理解者を世界に送り出すというもっと戦略的な重要な役割を米山が持っていることをご理解いただき、今後ともご協力をよろしくお願いしたい。 |
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